前回の記事にて、「ととあわせ」とは何か紹介させていただきました。
あらためて簡単にご紹介します。
このように、和紙や千代紙でデザインされた魚のイラストが目を引くカードゲームです。
全12バージョンが販売されており、私はその中の「江戸前」版と「琵琶湖・淀川水系」版を持っております。
カードとしてのデザインが優れてのはもちろん、カードゲームとして遊ぶことができます!
遊びながら魚について学ぶことができるという優れもの。
主な遊び方は、以下のとおりです。
- ババ抜き
- 神経衰弱
- かるた
順番に遊んでみましょう!
ととあわせで「ババ抜き」をやってみる
まず最初にお断りしたい事項がございます。
ととあわせで取り上げられている魚介類の種は、1つのバージョンにつき30種を超えています。
実際に遊んでみるとわかるのですが、いきなり全部のカードを使って遊ぶと難易度がなかなか高くなります。
そのため、まずはカードを減らして遊んでみることをお勧めします。
今回は撮影の都合上、10種くらいにカードを減らしております。
では、「江戸前」版を使ってババ抜きをやってみましょう!
ととあわせのカードは、2枚で1組となっているのが特徴です。
ババ抜きは、配られたカードからペアとなるカードを捨てていき、手札ななくなった者から勝ち抜けとなるゲーム。
そうなるとジョーカーが必要ですが...。
ありました。このカードをジョーカーとして使いましょう。
ジョーカーを混ぜてからカードをよくシャッフルし、通常のババ抜きの要領で配ります。
すると、こんな風に色とりどりのカードが手元に来ます。
この中からペアとなるカードを探していきます。
慣れないと、この段階でかなり時間を使いますが、それもまた楽しいひと時です。
上の写真だと、カジキ、ホウボウ、コノシロがそろいました。
そろったカードは捨てます。
ペアを捨て終わったら、いざ勝負!
通常のババ抜きと同様、相手のカードを交互に引いていき、ペアがそろったらその都度捨てていきます。
今回は妻と対戦しました。
間違いなく、絶対に私の方が魚に詳しいのですが、勝負の行方はいかに!?
...負けました。
残念です。
カードが配られてすぐにペアを捨てるところはまだよいのですが、いざ対戦が始まってから、ゲーム中にペアがそろっているかどうかを確認するのは、なかなか頭を使います。
また、今回は2人で遊びましたが、これがさらに人数が増えた場合、そして使っているカードの種類を増やした場合、難易度は格段に上がるでしょう。
特に、左側のカードばかり手元にあるような場合が厄介です。
右側のカードには、下部に魚の名前が書いてありますが、左側にはそれがない。
そして、魚は大半が「魚へん」の漢字なので、左側のカードの上部の漢字は「魚」であることが多い。
そうなると手がかりが少なくて、最初はなかなか戸惑うかもしれません。
ただ、回数を重ねるとわかるようになってきます。
これが、遊びながら学習できるという点なのだと思います。
ととあわせで「神経衰弱」をやってみる
神経衰弱には「琵琶湖・淀川水系」版を使うことにしました。
前述のとおり、「江戸前」版の場合、左側のカードの下には魚種名の記載がありません。
それに対し、「琵琶湖・淀川水系」版では、左側のカードの下部にひらがなで、右側のカードの下部にローマ字で、それぞれ魚種名が書かれています。
そのため、難易度としては「琵琶湖・淀川水系」版の方が簡単だと言えるでしょう。
神経衰弱なので、ペアとなるカードをよくシャッフルしてから、裏面が上になるように並べていきます。
自分の番が来たら2枚めくり、ここからペアとなるカードを探していきます。
1枚目、カジカの右側のカードが出ました。
次のカードは...?
残念!オイカワでした。
この時、一度めくったカードの位置を覚えておくと良いのですが、その際には「めくったカードに描かれていたのが何の魚なのか」がわかっていないとうまく覚えられません。
そのため、左右どちらにも魚種名が明記された「琵琶湖・淀川水系」版を使いました。
慣れてきたら、「江戸前」版でも全く問題ありません。
今度はそろいましたね。
あとは通常の神経衰弱と同様に、ゲームを進めていきます。
神経衰弱は「記憶する」必要があるゲームなので、一度めくられたカードが何の魚だったか覚えておく必要があることから、ババ抜きよりも難易度が高いかもしれません。
使用するカードの枚数を増やすほどに、難易度は上がります。
慣れてきた方は、ぜひ一度「江戸前」版の全カードを使ってやってみることをお勧めします。
これは...頭を使いますよ!(笑)
ととあわせで「かるた」をやってみる
最後に、「江戸前」版を使ってかるたをやってみましょう。
事前の準備として、まずは左右のカードを別々にしておきます。
そして、このように右側のカードのみ、見えるような形で並べておきます。
左側のカードの上部には、そのカードに描かれた魚の説明書きが載っています。
つまり、左側のカードが読み札となる訳ですね。
読み手役の人がその説明書きを読んだら、どの魚か判断して、並べられた右側のカードを素早く取ることになります。
こうやってそろっていればOK!
そろわなかったらお手付きとなります。
もしかしたら、かるたが一番難易度が高いかもしれません。
魚の特徴を耳で聴き、それに合ったカードを探すというのは、慣れないとなかなか難しいものです。
まずはババ抜きや神経衰弱をして、充分に肩慣らしをしてから遊ぶのが良いかもしれませんね。
かるた遊びをマスターする頃には、魚についてかなり詳しくなっているはずです。
ととあわせ、楽しく遊べる!
このように、ととあわせは楽しく遊べてなおかつ美しいという、魅力的なカードなのです!
将来的に、ととあわせを使って子どもと遊ぶ日が来たらいいなと、今から楽しみにしております。
また、全12バージョンで展開しているのも魅力的。
地元の水域のバージョンが出ている方は、地元の魚を知ることができる良い機会かと思います。
手元にあるだけでなんだかワクワクしてきますので、ぜひ一度お試しいただければと思います!
それでは、また。
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