ギンザケは元々日本にはおらず、アメリカやカナダといった寒い地域を回している魚です。
養殖が盛んに行われている種の一つで、よく出回っているのはチリ産のものが多いですが、日本では岩手、宮城の三陸地方で多く養殖されています。
ここではギンザケはどんな魚なのか、思い出を交えながら書きつつ、ギターにしてみたいと思います。
ギンザケはこんな魚
サケ目サケ科のギンザケは、元々は日本に生息しておらず、アメリカやカナダといった寒冷地域に生息する魚でした。
それが、養殖や管理釣り場への放流により、日本においても鮮魚が流通するようになっています。
サケの仲間であるため、本来であれば河川で孵化した稚魚は海へと下ることになります。
そのため、養殖を行う際は、1年ほど淡水で生育させたのちに海水で育てるといった、工夫が施されているようです。
国内での養殖は、岩手や宮城の三陸地方で主に行われていますが、特に宮城では「みやぎサーモン」としてブランド化されています。
宮城県は国内のギンザケ養殖の発祥の地なのですが、石巻市、女川町、南三陸町といった地で養殖がおこなわれており、その国内シェアは8割を超えています。
鮮度保持技術の向上により、みやぎサーモンは生食できる美味しいギンザケとして、宮城県のプライドフィッシュとして親しまれています。
海外でギンザケの養殖が盛んな国はチリで、スーパーではよくチリ産の養殖ギンザケが売られています。
チリ産のギンザケは、お弁当やおにぎりといった形で口にすることも多いのですが、実は、チリに鮭の養殖技術を持ち込んだのは日本だと言われています。
ギンザケの思い出
ここ10年ほどの間に、各地の「ご当地サーモン」を目にする機会が増えました。
回転ずしのフェアといった場面で、口にできる機会も少しずつ増えています。
全国各地でブランド化されているため、その地に足を運ぶ機会があった際には、ご当地サーモンを探してみるのも面白いかもしれません。
みやぎサーモンについては、今ではスーパーでも手に入りやすくなっております。
切り身が手軽な値段で購入できるだけではなく、品質がとても安定いることもあり、夕飯のメインのおかずに迷った際に買えば、まず間違いありません。
シンプルに塩を振って焼くだけでジューシーな味わいなのですが、ソテーやムニエルにしても良いですし、和風の味付けにしてももちろん美味しくいただくことができます。
地元の美味しい魚として宮城に根付いたギンザケですが、このギンザケの専門店が宮城にあります。
それは「銀結び」さんという居酒屋さんです。
銀結びさんでは、宮城の女川町で養殖されている「銀王」と呼ばれるギンザケを使用したお料理を食べることができますが、ギンザケ尽くしの多種多様な料理・おつまみのお品書きに、まずは面食らいます。
中でも、「刺身」と「レアカツ」は抜群のおいしさ。
刺身は背の身と腹の身で分けられた状態で提供されますので、味わいを比較して楽しむことができます。
レアカツは表面に薄い衣をつけてさっと揚げたもので、中央はレアの状態で提供されます。
口の中でさらりと崩れていくふわふわの食感は、他では味わうことができないかもしれません。
たらふく飲み食いさせていただいた後は、締めに鮭茶漬けをいただくことだってできます。
また、最近では仙台朝市といった場所で、銀結びさんの美味しい商品を購入することもできるようになりました。
私はよく、銀王を使った鮭弁当を購入させていただいていいます。
銀王の脂を豊富に含みながらしつこさが全くないクリアな旨味は、まさにギンザケの王様と呼ぶにふさわしく、シンプルな鮭弁当にした際にその良さがいかんなく発揮されています。
宮城にお越しの際は、ぜひ口にしていただきたいと思っております。
本当に...美味いですよ!!
ギンザケをギターにすると
ギンザケはセミアコにしてみました。
ギンザケ、特にみやぎサーモンのジューシーで深みもある濃厚な味わいは、ソリッドではなくホロウボディのエレキギターを連想させます。
食材としては調理法を選ばないこともあり、セミホロウボディのセミアコの印象がありました。
宮城のギンザケは本当に美味しく、魚があまり得意でない人からも愛される魚だと思っています。
空間系エフェクターを活かしたクリーントーンのアルペジオでも、歪み系のエフェクターを利かせたギターソロでも違和感なく使えそうではないでしょうか!?
コメント