「未利用魚」という言葉を耳にしたことがある方も多くいらっしゃると思います。
普段はなかなか流通に乗らなくとも、とても美味しい魚というのは多く存在しています。
この度、静岡の伊東でお店を営まれている中野鮮魚店さんの未利用魚セットを購入しましたので、ご紹介します。
未利用魚とは？
日本近海にいる魚種は3800種にものぼると言われておりますが、実際に流通しているのはそのうちのごく一握りです。
また、流通している魚種でも、サイズが規格外だったり、傷物だったりと言った理由で販売されないことがあります。
このような理由により、市場にあまり出回らない魚のことを「未利用魚」と言います。
未利用魚の多くは、市場に出ることがあっても買い手がなかなかつかず、低価格で取引されてしまうことになります。
しかし、市場に出回っていない未利用魚の中にも、美味しい魚種はたくさんいます。
美味しく活用することで、昨今のフードロス問題に一石を投じる存在になる可能性を秘めているのです。
中野鮮魚店さんの未利用魚セットを購入してみた
未利用魚の通販には以前から興味がありましたが、初めて購入したのは今年の春のことです。
中野鮮魚店さんの未利用魚セットは、5㎏も入っていて価格が2,980円という破格商品。
また、未利用魚を買うということは、普段口にできない魚を食べられる絶好のチャンスでもあります。
私は仙台に住んでいるため、暖かい海域の魚を口にできる機会になかなか恵まれません。
そのため、伊東の暖かい海で育った魚を食べられる機会は、とても貴重に思えるのです。
実際に購入したのがこちら！
今回もぎっしりと詰まっています！
1つずつ見ていきましょう。
まずは立派なマアジが5匹。
大きいものは30cmを超えていて、とても美味しそうです。
トビウオが6匹。
少しずんぐりしたこのトビウオは、アヤトビウオという魚種でしょうか。
とても夏らしい魚です。
コノシロです。
コノシロは、小さいうちは「シンコ」「コハダ」として寿司だねで重宝されますが、大きくなると骨が硬くなり、なかなか利用されません。
しかし、味は旨味が強く、骨さえきちんと処理すればとても美味しい魚です。
カンパチの若魚です。
このサイズは「汐っこ」「ショゴ」などと呼ばれていますね。
40cmほどあり、身も良く引き締まっていておいしそうです。
カワハギです。
私の住む地域では、ウマヅラハギは目にする機会があるのですが、カワハギはなかなかお目にかかれません。
言わずと知れた美味しい魚ですね。期待大です。
ムツの幼魚です。
小さいため、脂のノリはそこまで感じられないものの、その身はふわふわでとても美味しいものです。
8cmほどの小さなタイです。
チダイの幼魚でしょうか。
小さくとも、鯛は鯛ですので、美味しさの保証ありです！
10㎝ほどのタカベが3匹。これは嬉しい魚です！
夏の魚とされているタカベですが、ずっと食べてみたかった魚の一つです。
迷わず塩焼きにしましょう。
最後にクロシビカマスが6匹！
大きなものは40cmほどあります。
今回一番テンションが上がったのがこの魚で、箱を開けた瞬間、思わず「あっ！」という声が出ました。
春先に購入した未利用魚セットにも入れていただいたのですが、その時よりも大きなサイズ。
次回の記事にて、実際に食べてみた感想等を書きたいと思います！
調理編は以下の記事から
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