年末年始で疲れた胃をリセット! ~ムール貝とカナガシラのスープ~

日記
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遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

昨年5月から始めたこのブログですが、今年もコンスタントに更新できればと思っておりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします!

さて。年末年始はついつい暴飲暴食してしまうものです。

なんででしょうね?

毎年それなりの後悔をしているはずなんですけどね。

「いいか、年末だし」
「いいか、大みそかだし」
「いいか、お正月だし」
「いいか、まだ三が日だし」

「いや!よくないよ!!」
...って言えるほど、私は強い人間にはなれないのです。

お雑煮には焼き鮭を入れました


今年はお酒はほとんど飲まなかったものの、食事は3食以外にも食べ、お菓子も食べ、お餅も食べ、気が向いたら何か食べ、時間が空いたからという理由で何か食べ...という年末年始でしたので、すっかり胃の調子もおかしくなっています。

そんなときは、スープでも飲んで疲れた胃をリセットしたい!

今回は魚介のスープに

私の場合、こういうときに食べるスープは、シンプルなコンソメスープやトマト缶を使ったミネストローネが多いです。

キャベツをたくさん使うのが特に好きですね。

野菜は何を入れても美味しくなるところがスープの良いところ。

たくさんの野菜をいっぺんに摂取できるのもいいですね。

おなかへの負担が軽く、なんだかリセットされるような気持ちになります。

ですが、今日は魚介を使ったスープを作りたいと思います!

なぜなら、冷蔵庫に野菜があまり残っていなかったからです。仕方ない。

買い物も行かないとな。めんどいけど。

ブイヤベースとまではいかず

魚介のスープといえばブイヤベースが有名。

魚介類を香味野菜とともに煮た、なんとも味わい深い料理です。

しかし、冷蔵庫にはあまり食材がないので、今回は必要最低限の材料で、シンプルなスープを作りたいと思います。

材料はこちら!

セロリがあって助かった

<材料>
・カナガシラ1匹(冷凍)
・ムール貝9粒(冷凍)
・タマネギ1/4
・セロリ1/3ほど
・ムール貝の茹で汁(冷凍)
・塩
・コショウ
・ケチャップ
・オリーブオイル
・水

魚介は冷凍のムール貝のむき身と、同じく冷凍のカナガシラ。

野菜はセロリが必須だと思っていますが、偶然冷蔵庫にあって助かりました!

タマネギも少し入れておきましょう。

ムール貝を茹でた時の茹で汁も製氷皿で凍らせてとっておいたので、それをベースに使います。
(※写真には取っておりませんでした。)

味付け用に塩、コショウ、ケチャップ、香り付け程度のオリーブオイルも使います。
(※写真には取っておりませんでした。)

作り方は以下のとおり。

<手順>
1.ムール貝のむき身とカナガシラを解凍する
2.ムール貝の茹で汁と水を鍋に入れ、解凍したムール貝のむき身とカナガシラも入れる
3.点火する
4.セロリとタマネギを食べやすい大きさに切る
5.鍋が沸騰したら10分ほど煮て、そこに切ったセロリとタマネギを加える
6.さらに10分ほど煮る
7.ケチャップを少し加えて、味が薄ければ塩で調整する
8.器に盛り、オリーブオイルを少しだけ垂らし、コショウを少し振る

ブイヤベースであれば、最初に具材をオイルで炒める工程があります。

しかし、それでは暴食で荒れた胃に負担がかかってしまうので、今回は炒めずに煮ることにしました。

オイルは使いますが、最後に香りづけとして垂らすだけに留めておきます。

野菜をふんだんに使ったり、ニンニクやサフラン、パセリ、ディルなどを用いたりといった工程もありますが、家になかった(のと、単純にめんどくさかった)ので、今回は割愛。



ポイントは、冷たい水から魚介を煮ること。

こうすることで、スープに旨味が多く溶け出すようになります。

煮るだけなので、放っておく時間が長いのはいいですね。

調理に向かうまでの気持ちがだいぶ楽です。

楽なのはいいですね、なんて書くと怠惰なのがばれるな。

たった4つの具材なのに味わいは複雑

こうしてできたのがこちら!

妻のお気に入りの器なので、使うときはいつも緊張する

ケチャップは風味付け程度にしか入れていないので、淡い色合いのスープです。

ただ、ケチャップを入れる前の色は黄色味がかっており、スープに旨味が溶けだしているのがうかがえます。

ひと口すくって口に入れると、これがなんとも複雑な味わい。

ベースはムール貝の出汁なので、まずは貝の風味が前に来る。

次に、ほんの少しだけ遅れてセロリの強い香りが感じられる。

ただ、これだけに終わらず、カナガシラのふくよかな出汁の風味は奥の方に居座っており、タマネギの甘味がそれらをつないでいる。

二口目からは、これらに一体感があるように感じられる。

あ、これ、うまいな。

ケチャップを少しだけ入れることで、トマトの酸味が足されるので、さらに美味しさが増しています。
(入れすぎると酸っぱくなるので注意!)

ムール貝、セロリ、タマネギだけでも成立しますが、そこに魚の旨味が入るとさらにグレードアップ。

出汁がよく出る魚がいいので、カナガシラのようなカサゴ亜目の魚や、カワハギ(ウマヅラハギ)なんかがよく合います。

塩ダラでもいいですし、お正月に食べ残した鯛があれば、それを入れても美味しくできます。

3匹で200円程度だった

そのなかでも、私はカナガシラをよく使います。

非常に旨い出汁が出るうえに、価格が安いのも魅力。

今回は頭を外してしまっておりましたが、カナガシラの骨ばった頭部からは出汁がふんだんに出るので、本来なら入れた方がいいです。

前にさばいたときに、頭だけを料理に使ってから、身を冷凍してしまっておりました。
(※頭で取った出汁でにゅうめんを作った、はず)

頭も入れればさらに美味しかったでしょうが、それを差し引いても良い出来栄えでした!

ムール貝の出汁はいいぞ

こうして美味しく完食!

胃をリセットするつもりが、一緒にクラッカーを食べたりして、結構満腹になってしまいました。

誤算です。でもいいんです。美味しかったし。リセットはできなかったけど。

ムール貝の出汁は、やっぱり最高ですね!

ムール貝は海外の産地から輸入するイメージがありますが、実は宮城県でもたくさん獲れる貝で、ブランド化までされております。

おまけに、貝の中では価格も安い部類なので、買い求めやすいのも魅力的。

宮城産のムール貝は、冷凍保存する前にいろいろな調理法で食べてみたので、その話も近々まとめたいと思います!

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