11月下旬に購入した中野鮮魚店さんの未利用魚セット。
少し間が空いてしまいましたが、今回はその調理編をお送りします!
食べられるだけ刺身で食べたい
まずは、今回入れていただいた魚たちを振り返ってみましょう。
アカヒメジ×2、シマアジの若魚、イカ、サバ、ヤマトカマス、アカカマス、ギンガメアジの若魚、カゴカキダイ、イサキの若魚(ウリボウ)×8、アカマツカサ、ホウセキキントキ×2、イトヒキアジの若魚、ニセタカサゴ(グルクン)、タカベ、ダツ、ニザダイ。
これだけたくさんの魚が手に入ったら、なるべく刺身で食べたくなるものです。
なので、未利用魚セットが届いた初日と2日目は、つい刺身でばかり食べてしまうのはご愛嬌。
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左上からシマアジ、ギンガメアジ、カゴカキダイ
右上からダツ、ホウセキキントキ
という5種盛りです。
シマアジは小さくとも、やはり美味しい!
小型なので脂が弱くとも、身の適度な硬さが、心地よい清涼感を伴います。
ギンガメアジも美味いですね。
適切な表現ではないかもしれませんが、「ジェネリックのシマアジ」みたいな感じもあります。
カゴカキダイは脂が良く乗っていました!
味の良さが認知され始め、じわじわと人気が高まってきている魚です。
生食だと脂の甘さが良く伝わりますね。
ダツは小骨が多い魚ですが、尾の方の身には小骨が少なく、刺身にすることができます。
旨味はあまり強くないですが、爽やさとモチモチとした食感はなかなか癖になります。
キントキは密かな実力者といった印象を受けました。
こういう癖の少ない白身の刺身って美味いんですよね。
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アカマツカサとホウセキキントキの刺身。
どちらも10cmに満たない個体だったので、さばくのは気を使いました。
アカマツカサの鱗は大きくて硬いのですが、うろこかきで根気よくこそぐときれいに落とせます。
反対に、キントキの鱗は細かく、きれいに落とすのが大変。
なので、キントキは鱗を取らずにそのまま3枚におろし、その後で皮を引いて刺身にしました。
この2種だと、アカマツカサの方が、以外にも脂が良く乗っておりました。
アカマツカサの方が少しねっとりとしており、キントキはジャキッとした歯触りが残っています。
小さな魚でも、根気よく刺身にすると発見があるものですね。
もちろん加熱調理でも
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加熱調理でももちろん美味しい。
まずはアカヒメジ。
南方の鮮やかな魚ということもあって、なんとなくイメージしたのがバター焼きでした。
沖縄ではいろいろな魚をバター焼きにしますよね。
あのイメージで作ってみることにしました。
フライパンに油を少し多く敷き、下処理して塩コショウを振ったアカヒメジを乗せて揚げ焼きに。
そこに少量のニンニクを入れ、両面がいい感じに焼けたらバターを投入。
最後にネギを加え、香りづけにしょうゆを少し。
これがまたごはんによく合うんですよ!
皮目の美味しさが引き出されており、身はしっとりと仕上がっています。
ニンニクとバターの香りは食欲を誘います。
ネギとしょうゆが入っているので、ご飯のおかず向きの味になっているのがいいですね。
しょうゆを入れず、ネギではなくパセリを使って作ったら、また違った感想を持ったはず。
バター焼き、今まであまり作ってこなかったけれど、すごく美味しいな。
また作ろう。
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サバは味噌だれに漬けてから焼きました。
なんちゃって西京焼き風。
脂の乗りは適度でしたが、旨味は抜群! 良いご飯のおかずになりました。
![](https://fishguitar.sasapapa.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC_1398-1024x576.jpg)
グルクンとダツの胴の身(1/3サイズ)は、シンプルに塩焼きにしました。
グルクンは身離れがよくて食べやすく、脂も適度にあります。
少しだけ水分の多い身質なので、唐揚げにして食べる方が一般的なのかもしれませんが、塩焼きでも大変美味しく食べることができました。
ダツは脂の乗りが少ない魚なので、加熱するとどうしてもパサついてしまいます。
ただ、この味わいは個人的に好き。
私はサヨリと言う魚が大好きなのですが、ダツとサヨリは同じダツ目ということもあって、体形がよく似ています。
ダツを焼いて食べると、バカでかいサヨリを焼いて食べているような感覚になるのも素敵!(笑)
サヨリには敵わないものの、美味しく食べることができました。
別枠で紹介したい魚がいる
こうして未利用魚セットの魚を、日々少しずつ、楽しく食べておりました。
冷凍しているものがもう少しだけあるので、あと数回食卓で楽しむことができそうです。
さて。今回紹介していない魚の中で、どうしても別枠で記事にしたいものがあります。
それはこちら。
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そう、ニザダイ。
この魚は磯臭さが強いと言われており、釣り人からはあまり好かれておりません。
この魚を食べるのは実は3回目で、自分でさばくのは2回目となりました。
果たして、その味わいの方はどうだったのか? 次回の記事にて紹介したいと思います!
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