中野鮮魚店さんの未利用魚セットを購入しました!(2022年7月・調理編)

日記

前回の記事はこちらから


中野鮮魚店さんの未利用魚セットを通販で購入してみました。

今回入れていただいた魚は、

  • 30cm級のマアジ5匹
  • アヤトビウオ6匹
  • コノシロ1匹
  • ショゴ(カンパチの若魚)1匹
  • カワハギ1匹
  • 小鯛1匹
  • 小ムツ1匹
  • 小タカベ3匹
  • クロシビカマス6匹

という、なんとも贅沢なラインナップ。

これが送料込みで2980円で手に入るのは、本当にお買い得です。

早速調理して食べてみました。

未利用魚を調理

一通り観察したら、早速さばいていきます。

今回の魚たちは、カワハギだけ特殊であるものの、あとはどちらかといえば基本的なさばき方で対応できるものが多かったです。

5㎏もあるので1日で食べきることはできませんが、鮮度が良いうちにいろいろ食べてみましょう。


野菜でツマを作れば見栄えが良くなるんだけどね

せっかく鮮度の良い魚が手に入ったので、まずはお刺身にしないと始まりません。

ショゴ(カンパチの若魚)、小鯛、カワハギのお刺身です。

カンパチの若魚であるショゴは、身の量も多く食べ応え抜群!

良く引き締まっていて、爽やかな味わい。

カンパチは小さくとも味が良いんですよね。

小さなタイは焼霜造り風にしてみました。

小さいのでさばくのに苦戦しましたが、味はしっかりと鯛の旨味が感じられます。

お酢で軽く締めてもよさそうですね。

カワハギは身が硬くて食感がよく、味わい豊か。

もう少し寒い時期であれば肝も大きくなったかもしれませんが、肝がなくとも身の味わいだけで充分満足できます。

欲張りセット

塩焼きは欲張った結果、お皿からはみ出してしまいました。

クロシビカマス、アヤトビウオ、小ムツ、タカベです。

クロシビカマスは大きくなると小骨がきつくなり始めますが、味は淡白な中に脂もあり、焼いた時の風味も好ましく、とても美味しいですね!

調理の際に、骨をもう少し工夫して対策したら、さらに良かったかもしれません。

少し干しても美味しいかもしれないですね。

トビウオは開いて塩をして、少し乾かしてから焼きました。

予想通り、淡白ながら旨味がしっかり詰まった味わいです。

小ムツとタカベは、10cmに満たない大きさなのに、しっかりとした旨味とほんのりとした脂の味わいが感じられます。

特にタカベは、イサキに少し似たような、夏の磯の魚の美味しさが存分にあったと思います。

もう少し大きいものを、未利用魚としてではない形で購入してみたいですね。

丁寧に味わった結果、頭も中骨も全部食べてしまいました。

適当に作っても美味い

汁物も欲しくなったので、アジ1匹と、ショゴの刺身を作る際に出た切れ端を叩いて、つみれ汁にしてみました。

イワシやサンマで作られることが多いつみれ汁ですが、アジで作ったものは上品な味わいで、我が家では定番の食べ方の1つになっています。

醤油仕立ての味付けにして、一緒に大根を入れましたが、これが相性抜群でしたね。

ごはんにもよく合いました。

これらはほんの一部

こんなに贅沢な夕食を食べましたが、魚はまだまだ大量に残っています。

すぐに食べられるようにして冷凍保存していますので、少しずつ食べていきたいと思います。

特にお気に入りのクロシビカマスが、まだ4匹も残っていると思うと、なんだかついニヤけてしまいそうになりますね!

未利用魚を食べる楽しさ

普段食べられない魚を見かけた時の反応は人それぞれだと思います。

魚にそれほど関心がなければ無反応になるでしょうし、気に留まったとしても「よく知らないから買わない」「どう料理すればいいかわからないから買わない」ということもあるでしょう。

これらは自然な反応だと思います。

しかし、未利用魚を食べることは、自分が触れたことのない味を楽しめるチャンスでもあるのです。

大抵の魚は、鱗と内臓が取れれば、後は塩を振って焼くか、簡単な味で煮つけるかのいずれかで、充分美味しく食べることができるでしょう。

私はこのブログを始めてから、ギターにした魚の記事を書く際に、その魚についての思い出を併せて書くようにしています。

味覚は記憶に残りやすく、その記憶は体験に紐づけられることも多いように思います。

「落ち込んでいたあの時、友達に誘われて行った居酒屋で食べたシメサバの炙りが美味かったな」という体験をした場合、炙りシメサバを食べる度に、その友人の優しい気づかいを懐かしむことができたりするのです。

この体験を増やしていきたいと思っています。

未利用魚を通販で購入し、初めて食べることができた魚の味はしっかりと記憶しておきたい。

そして、例えば日本を旅した際に、その魚をもう一度食べられる機会を得られたなら、その魚に旅行の思い出をつけることができる。

そうやって体験から得られた記憶を、1つずつ豊かにしていきたいと思っています。

そして何より、この「何が届くかわからない」という感覚が素晴らしいですね!

2980円でガチャを1回引くような感覚です。

「今は○月だから、あの魚とあの魚が入っていて、だとしたら料理はこうして...」という想像を膨らませるだけで幸せな気分になれます。

購入ボタンを押してから届くまでの、このワクワクがたまらないですね。


最後に、中野鮮魚店さん、素敵な試みを本当にありがとうございます。

これからも楽しませていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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