アイナメをテレキャスタータイプにしたい!

海水魚

アイナメは釣りの対象魚であり、防波堤から手軽に狙える高級魚として人気の高い魚です。

軽いオモリと針だけのシンプルな仕掛けで狙い、針掛かりするとパワフルな引きで釣り人を喜ばせます。

ここではアイナメはどんな魚なのか、思い出を交えながら書きつつ、ギターにしてみたいと思います。

アイナメはこんな魚

個人的に父性を感じる魚。

スズ目アイナメ科のこの魚は、褐色の体色と紡錘型の体形が特徴的です。

また、体表は細かい鱗に覆われていて、触るとざらざらします。

岩礁のある冷たい海域を好み、暖流の影響を大きく受ける場所には少ない魚であるため、日本では北海道や東北地方の魚というイメージが強いです。


アイナメのオスは、メスが産んだ卵を守る習性があります。

その期間は1~2ヶ月とされており、海藻の間や岩礁の上に産みつけられた卵の周りを掃除し、他の魚やタコ、ヒトデといった天敵を追い払い、稚魚が孵るときにはヒレで卵に酸素を送るなど、死に物狂いで守り抜きます。

また、繁殖期になると、褐色だったオスの体色は、「婚姻色」として鮮やかな黄色に変わります。

体色を鮮やかに変化させることで、メスへのアピールとするのです。

釣りの対象魚として、特に北国ではとても人気の高い魚です。

防波堤の信じられないほど浅い場所で、大物がかかることもあります。

大きさは45cmほどに成長しますが、中には「ビール瓶」「一升瓶」と呼ばれるほど大きくなる個体もいます。

根がかりしにくいので便利

防波堤からアイナメを狙う際に、「ブラクリ」と呼ばれる仕掛けを使うことがあります。

これは、赤色に塗られた軽いオモリのすぐ真下に、3cm程度の糸と針がついただけの、とてもシンプルなものです。

アイナメは上から落ちてくるエサに反応する習性があるため、軽いオモリでフラフラとエサを沈めることによって、釣れる可能性も高まるのです。

アイナメの思い出

子供の頃、両親に海に釣りにつれていってもらう機会がたくさんありました。

海釣りを初めてからしばらくの間はサビキ釣りに熱中していましたが、あるとき、すぐ側で投げ釣りをしていた人の竿が大きく曲がり、釣れてきたのが35cmはあろうかという立派なアイナメでした。

無骨なルックスと、ファイト中に大きく曲がった竿先を見て、自分もいつかこの魚を釣ってみたいと思うようになりました。

それからアイナメを釣ることができるまで、4年ほどかかってしまいました。

当時住んでいた盛岡から、一番近い海までは100km以上も車を走らせる必要があり、行きと帰りの移動を考えると極端に早い出発と遅い帰宅が難しく、朝夕のマヅメ時に釣りができませんでした。

そのため、日中の陽が高い時間しか釣りができないこともあって、なかなか釣れてくれませんでした。

中学生のときに、家族旅行で岩手の県北にある普代村に、泊りで旅行に行く機会がありました。

そこでようやく、アイナメを釣ることができました。

といっても、オキアミをつけて足元に垂らしたまま放置していた竿を、夕方に回収してみたところ、いつの間にかかかっていたといった感じでした。

魚体も20cmそこそこだったと思います。

それでも、念願の1匹であることには変わりありませんでした。

それからは、釣り方を少しずつ変えていき、アイナメの顔を見られる機会も増えました。

私の場合、ブラクリ仕掛けは使わないのですが、それに準じたオモリと針だけのシンプルな仕掛けを使っています。

仕掛けはあまり遠投はせず、針にはエサが大きく見えるようにたくさんつけて、足元の障害物を狙っていくような釣り方が好きです。

アイナメは、秋が深まってくる頃になると、産卵のため浅場に集まってきて釣りやすくなります。

近年、釣りをしたことがない友人と一緒に釣行に行く機会が2度ありましたが、そのいずれも、アイナメ狙いをすることにしました。

結果は2回とも、本命のアイナメを釣ることができました。

そのうちの1回では、友人にエサのつけ方とリールの使い方を教え、海に仕掛けを投入してみたところ、ものの5分で竿先が大きく曲がり、30cmのアイナメが釣れてくれました。

友人もパワフルな引きに魅了されたようで、「魚の引きを味わって、やり取りの結果釣れたとき、『脳汁』みたいなのが出なかった?」と聞いたところ、「出た」との回答でした。

初釣行でこういう結果を残すと、釣りがやめられなくなります。


アイナメはとても美味しいため、釣れたらまずは刺身にします。

皮を引いても良いのですが、皮付きのまま表面をあぶった焼霜作りにするのも一興です。

加熱調理では、塩焼きも美味しいですが、甘辛く煮つける方が私は好みです。

また、切り身を使ってお吸い物に仕立てると、淡白で柔らかな身から上品な脂が浮かび、とても味わい深い逸品になります。

市場で買うとなかなかいい値段がする魚ですが、1回の釣行で数匹釣れると豪華な夕食を楽しむことができます。

まさに釣って良し、食って良しの魚で、私は秋になるとアイナメを釣りに行きたくなり、週末がくるのがとても楽しみになります。

アイナメをギターにすると

木目を生かして作ってもいいかも

アイナメをギターにする場合、どの機種が良いかとても迷いました。

しかし、個人的に大好きな魚でもあるため、ここはまず、自分も使用しているテレキャスタータイプにしてみることにしました。

テレキャスターは、現代エレキギターの元祖とも呼ばれる機種で、ジャキッと抜けるようなサウンドが特徴的です。

その無骨さは、アイナメの無骨で勇猛な部分とリンクします。

かなり歪ませたオーバードライブのエフェクターを噛ませて、カッティング奏法でかっこよく演奏したら持ち味が活かせるのではないでしょうか!?

黄色いエレキギターっていいよな

また、婚姻色で黄色になったオスをイメージしたものも作ってみました。

ただの黄色いテレキャスターみたいですが、実は違います!笑

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