シロギスをストラトキャスタータイプにしたい!

海水魚

投げ釣りの代表的な対象魚として人気のシロギス。

数釣り出来る楽しさ、可憐な見た目、上品でどのように調理しても美味しい身質といった、魅力がふんだんに詰まっている魚です。

ここではシロギスはどんな魚なのか、思い出を交えながら書きつつ、ギターにしてみたいと思います。

シロギスはこんな魚

可憐な見た目

スズキ目キス科のこの魚は、大きくなると30cm程度まで成長します。

内湾の砂底に群れで生息し、河口域や汽水域に入り込むこともある魚です。

すらりと細くて可憐な見た目は、まさに砂浜の女王といったところでしょうか。

イソメやゴカイなどの多毛類や小型のエビなどを、とがった口先で吸い込むようにして捕食します。

シロギスを狙う釣りは非常に人気があります。

その中でも、砂浜からの投げ釣りはダイナミックな釣り。

100m以上の遠投をして広範囲に狙いますが、複数の針がついた仕掛けに鈴なりになって釣れる様子はまさに圧巻です。

また、防波堤からのちょい投げ釣りは比較的手軽であり、深場に移動した大型を狙う船釣りも根強い人気があります。

宮城の海では釣れない魚という印象がありましたが、以前から夏になるとぽつぽつ釣れたという報告があり、近年その数が増えているような印象があります。

シロギス釣りのシーズンは夏場ですので、今年は時機を逃してしまいましたが、いつか狙ってみたいと思っております。

シロギスは上品な白身の魚で、どのような調理法でも美味しくいただくことができます。

中でも、江戸前の天ぷらには欠かせない食材として重宝されています。

身には癖がなく、皮目の風味も好ましく、天ぷらにするとふんわりとした食感となり、いくらでも食べられるようなおいしさ。

また、江戸前寿司ではいわゆる「ひかりもの」として扱われており、酢締めにして皮目を活かした握りは、非常に涼やかで美しい一品です。

シロギスの思い出

大学生の頃、大学の近くに行きつけの定食屋さんがありました。

寡黙な料理人のおじちゃんと、愛想の良いかわいらしいおばちゃんのご夫婦が、2人で切り盛りしている定食屋さん。

当時の私は音楽系のサークルに所属しておりましたが、週に何度も練習帰りにこの定食屋さんに立ち寄っては、美味しい定食に舌鼓を打ちながら仲間との音楽談議に花を咲かせておりました。

定食は印象的なものが多く、例えば「ギョーザセット」には大きなチキンカツが1枚付いており、もはやメインがどっちなのかは判然としません。

平皿に盛られたごはんは、何も言わなくとも大盛りで提供されます。

おばちゃんに顔を覚えていただいてからは、会計の際に大幅に値引きしていただいたりと、学生時代に大変お世話になったお店でした。

私はこのお店で、「Bセット」を食べることが多かったです。

「Bセット」は豚肉の生姜焼きと平たく焼かれた玉子焼き、千切りのキャベツ、そして魚の天ぷらというラインナップで、味のバランスが良く、いつ食べても美味しく感じられました。

この天ぷらに使われていたその魚が、シロギスだったのです。

生姜焼きとキャベツ、玉子焼きで完成されたメニューに、そっと添えられたその天ぷら。

ふわりとしたやさしい美味しさを感じる度に、心が安らぎました。

学生思いのおじちゃんとおばちゃんの愛情を、色濃く感じられる一品だったと思っています。

残念ながら、そのお店は私が社会人になる前の年に閉店してしまいました。

たくさんの楽しい思い出がありますが、その中でもおじちゃんとおばちゃんに就職の内定の報告ができたのが一番の思い出となっております。

キスの天ぷらを口にする度に、あのやさしさに溢れた定食屋さんで過ごした時間の端々が、学生時代の思い出とともに懐かしく思い出されます。

シロギスをギターにすると

ただのナチュラルカラーではないぞ

シロギスはストラトキャスタータイプにしてみました。

投げ釣りで人気の釣魚で、天ぷらには欠かせない存在であるシロギスは、まさに多くの人から支持され愛されているような印象があります。

音楽のジャンルを問わず、様々なプレイヤーから支持されているストラトキャスターは、まさにこのイメージにピッタリです。

首から提げてステージに立ったら、最後まで気品のある演奏を心がけるのが良いのではないでしょうか!?

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