釣りには原付で行くのですが、8月に原付が故障してしまい、しばらくの間は行くことができませんでした。
10月に入ってすぐに修理が完了! いろいろ壊れていたようだったので、無事に直していただいたことに感謝です。
久々に釣りに行けたので、今回はそのご報告となります!
最初は閖上に行ったものの...
この日は朝8時頃に家を出発し、最初に閖上港の方に行くことにしたのですが...
天気は曇り。水は激濁り。
閖上港は河口にある港なので、天候不順が続くと茶色く濁った川の水の影響をもろに受けます。
サビキ仕掛けをセットして少し竿を出してみましたが、完全に不発。
場所を変えることに決めました。
塩釜港に移動しましたが...
その後、塩釜港まで移動してきました。
天候は相変わらずパッとせず、いつの間にか降り出した小雨に打たれながらの移動により、体が急激に冷えてくるのを感じておりました。
サビキ仕掛けを投入しますが、狙いのコノシロやサッパ、イワシの回遊はないようで、全くアタリがありません...。
それでも、アミエビのコマセを少しずつ撒きながら水面の様子を伺います。
魚たちの反応はあるようで、コマセを撒くとどこからともなく小さな魚たちが集まってきます。
ただ、サビキ仕掛けで釣れる魚かと言うと...残念ながらそうではないようです。
沖の方からやってきた水面近くを泳ぐ小さな魚の正体は、ボラの稚魚のようでした。
彼らはコマセには反応しますが、視力が良いためか、釣り針をいとも簡単に見破ります。
また、岸壁の際には、ボラとは別の小さな魚たちが群れを作っています。
正体は判然としませんが、彼らもまた、サビキ仕掛けには見向きもしません。
「今日はサビキは釣れないな、お土産も獲れ高もなしかも...まずいな」
寒さも相まって、そんなことを考えていた矢先のことでした。
コマセに集まってきたある魚の姿を確認した私は、サビキ仕掛けをすぐに外し、棒ウキを使ったウキフカセの仕掛けを大急ぎで作り始めました。
あいにくの悪天候で水中の様子は見えにくいものの、水面近くの魚たちの様子はなんとなく目視できます。
小さな釣り針に、アミエビのコマセブロックの中から大きめのものを選別し、針先にちょこんとつけて水中に静かに落とします。
少量ずつコマセを撒き続け、ついにウキに反応が出ました!
手首でクッと合わせると、確かな手ごたえあり。
すぐに上がってきたのはこの魚です。
サヨリです!
私はサヨリという魚が大好きでして...。
ちょっとだけ、サヨリが好きな理由を書きたいと思います。
まずは見た目から。すらりと長いフォルム、なぜか下あごだけ突き出た口先のユーモラスさ。岸からは浅葱色に見える背中の美しさ。ほんのりと赤い口先の気品。
次に生態。水面近くを泳ぐので岸から見やすい。体をくねらせてコマセの中をくねくねと泳ぎ回るのがおもしろい。
続いて釣り。水面近くを泳ぐのでエサを食べる瞬間を見ながら釣れる(見釣りができる)。ウキの反応はスパッと引き込むこともあれば、横に倒れたり、もぞもぞ動くだけだったり様々で飽きない。意外と口先が堅くて、合わせをちゃんと入れないとばらすこともあるというゲーム性。群れで行動するので上手くいけば大釣りできる可能性があるところ。
最後に食味。刺身最高。加熱調理最高。さばくのが難しくない。骨が柔らかくて調理しやすい。
上記はあくまで一部の理由ですが、そういった要素がふんだんに詰まっているため、サヨリの姿が見えると、私はその時にやっていた釣りを完全にやめて、サヨリ釣りの準備をしなければ気が済まないのです。
ただ、この日はどうやら群れがあまり大きくなかったようで、1匹釣れるとしばらく釣れない時間が続いたり。
むしろ、これまでサビキ仕掛けには見向きもしなかった、岸壁近くに群れていた魚たちが急に元気になってきたようでした。
その正体はこちら!
メジナの子供です。
図鑑だとメジナは黒い魚として写真が載っていることが多いですが、生きているときはこんなにも美しい色合いをしています。
写真ではわかりにくいですが、目はきれいな青い色をしています。
この魚が頻繁に針にかかるようになりました。
ウキがスパッと海中に消えていくときは大抵この子メジナでして、引きは結構強くて面白いのですが、いかんせん、幼魚なので持ち帰るわけにもいきません。
弱らせないうちにリリースしますが、そんなことをしているうちにコマセはあとわずかに。
釣れないサビキ釣りで、前半で闇雲にコマセを消費したのが悔やまれます。
それでも、ぽつりぽつりと本命のサヨリを釣ることができ、持ち帰った釣果はこちらです!
なんとか9匹!
あと1匹で10匹! と思って粘りましたが、ラスト1匹が釣れる前にエサ切れになりました。
ここでちょっとした発見が。
釣っている最中は夢中で気がつかなかったのですが、持ち帰った釣果を確認すると、そのうちの1匹の様子がおかしいことに気がつきました。
上の写真の一番下のサヨリ。
なんと、大事な尾びれがありません。
成長過程のどこかで、尾びれを欠損する事件に巻き込まれたのでしょう。
傷口は完全にふさがれて丸くなっています。
この状態で生きていくのは大変だっただろうな、釣り場で気がついていたら逃がせたのにな、と、申し訳ない気持ちになりました。
全く想定していない事態だったのですが、今度からは釣った魚をその場で観察する時間をちゃんと設けようと思います。
サヨリ料理に期待が膨らむ
さて。この9匹のサヨリ。
私の大好物のこの魚、どう調理するかはすでに決まっています。
調理編は次回としたいと思いますので、続きもぜひよろしくお願いします!
調理編はこちら!
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